マッチングアプリで500人以上の女性に会ってきた私が、初めて会う際の場所とお店の失敗しない決め方についてお伝えします。そして、実際にアポを取る際のメッセージのやり取りの実例もご紹介します。
もくじ
まずは初アポの目的を明確にしよう
場所とお店の決め方の前に、そもそも初アポの目的は何でしょうか?
それを明確にしないと、最適な場所やお店を選ぶことはできません。ちなみに、初デートではなく初アポと言っているのも目的に関わっています。記事のタイトルには「初デート」と入れましたが、私はマッチングアプリで初めて会うことは、初デートとは呼びません。というのは、デートと言ってしまうと、両想いの2人が2人の時間を楽しむという意味合いが強いからです。アプリでマッチして会うところまで至ったとしても、決して両想いになれていると思ってはいけません。
アプリで初めて会う意味合いは、単なる顔合わせであり、想定から外れていないか、を確認するための時間に過ぎません。正直、初回で深い人間性まで確認するのは難しいです。なので、見た目、雰囲気、一般的なマナーがあるか程度の表面的な人間性の確認が行われます。
こうした確認が行われる時間なので、初デートと呼ばず初アポと私は呼んでいます。
なので、相手に対してこのような確認をし、そして、相手の確認を合格することが、初アポの目的になります。間違っても、両想いの二人が楽しむことや、一方が一方を口説き落とすことが目的ではないことをご理解ください。
もちろん、確認という目的を踏まえた上で、この時間をできるだけ楽しむのは全然問題ないですし、楽しい雰囲気を作ることはマナーとしても大切です。
女性は男性を減点法で評価する
初アポは確認作業が行われる時間とご説明しました。女性が男性を確認する際、基本的に減点法で男性を評価します。
これは3つ理由が考えられます。
1つ目は、日本社会が減点法で人を評価するシステムで回っているので、それと同じ発想になりやすいためです。基本的に学校でも100点から減点する評価ですし、会社でも色々チャレンジする人よりも失敗しない人が出世する会社が多いですよね。
2つ目は、女性は男性よりもリスク回避性が高いためです。つまり女性の方が安全な選択を選ぶため、一つの側面が飛び抜けているが欠点もあるような男性よりも、飛び抜けた面は無いが欠点も無いような男性を選びがちということです。
3つ目は、マッチングアプリ上で女性の方が男性よりも圧倒的にいいねが集まりやすいため、候補をバシバシ絞るために減点法に頼らざるを得ない、というのもあります。
これを念頭に置けば、初アポの場所とお店も、女性から減点されないという観点で決めれば良いということがわかります。
例えば、お店選びであれば、加点を狙ってドリンク1杯が数千円もするような高級なお店を選ぶ意味は無く、女性にとって普通で違和感を覚えないお店を選べばいいということになります。
こちらの負担を最小化する場所とお店選び
こちらの負担を最小化するような場所、お店選びをする必要があります。負担というのは、金銭、労力、時間、精神的ストレス、など全ての負担です。
こちらのリソースも無限ではありません。お店での飲食費、交通費、移動時間、お店を選ぶ時間や労力が小さいにこしたことはありません。
というのは、別の記事で詳しく説明しますが、マッチングアプリで1人の女性に会ったからといっても、その人とお付き合いできる可能性は低く、たくさんの女性に会っていく必要があります。初アポでかかる負担がその女性の人数分かかるため、途方もない負担になります。1人のパートナーを作る前に、お金も時間も体力も尽きてしまう恐れがあります。なので、一回一回の負担から減らしていく必要があります。
また、初アポには大きなリスクが2つあります。それは、ドタキャンと写真詐欺です。初アポで、ドタキャンされたり、写真より明らかに劣った見た目の女性が現れた時、事前のお店選びや移動にかけた時間が長ければ長いほど、精神的なストレスが大きくなります。このようなストレスが積み重なっていくと、パートナーができるまで、婚活恋活を継続ができなくなってしまいます。
このような負担を最小化するという観点と、上述した女性は減点法で評価するという観点のバランスをとって、場所とお店を決めます。
ちなみに、ドタキャンや写真詐欺への予防策は以下で詳しくご説明しています。


場所はなるべくこちらの住所寄り。遠くても中間地点
私の場合、首都圏や大都市などの電車文化のエリアを想定しています。地方などの自動車文化のエリアの場合は少し違うかもしれませんが、考え方自体は参考になると思います。
相手の住所と近ければそんなに気にしなくていいアポの場所ですが、都道府県が違うなど離れている場合、考えなければなりません。というのは交通費と移動時間が大きくなってしまうからです。
時々、優しさをアピールしたいのか、遠いのに女性側の最寄駅付近まで行くと提案する男性がいるのですが、それはやめましょう。もしドタキャンされた場合のダメージがそれだけ大きくなります。なので、最低でも中間地点付近の駅にしましょう。ここも加点よりも減点回避の考え方です。
以下のツールなどで中間地点の駅を割り出せます。
もちろん、厳密に中間の駅である必要もなく、その近くのお店が多かったり、乗り換えの便利な駅にしても問題ないです。
自宅の最寄駅近くにできなくても、通勤定期券が使える範囲にするなどもアリですね。
あと、交通費を抑えるコツとして、駅での待ち合わせ時に改札から出ないで、ドタキャンされた場合は、そのまま電車に乗って、自分の最寄り駅の隣駅まで帰ってそこで改札を出れば電車賃がほとんどかからないと言う人がいます。確かにそうかもしれませんが、それは不正乗車になりますので絶対にやめてください。電車は改札から出たかどうかではなく、本来は移動した分、料金を払わなければなりません。
待ち合わせ場所は駅?お店の中?お店の前?
駅を決めたとして、詳細な待ち合わせ場所をどう決めるかについてご説明します。
基本的に私は駅がおすすめです。駅に「〇〇像前」などのわかりやすい待ち合わせスポットがあればそこでいいのですが、ない場合は、「西口改札の前」とかでも全然問題ないです。単に「改札」とだけ言うと、改札が複数あることもあるので、一つに限定できるように指定します。
お店の中だと、早く着いた方が立って待ってなくていいというメリットがありますが、デメリットの方が大きいです。初対面の男女が店内で会うというのは、外から見るとマッチングアプリなのが丸出しなんですよね。知り合いだったら「〇〇さんですよね?お会いできて嬉しいです。」という会話から始まらないですよね。2人とも人の目を気にしない性格なら全然問題ないですが、好奇な視線を一瞬感じてしまい、2人の間に変な空気が流れるリスクがあります。
それならお店の前なら良いのかというと、お店の中よりはましです。場所を共有する際もお店のURLを送るだけなので誤解がなく楽です。
とはいえ、駅での待ち合わせは、お店まで数分間は一緒に歩いて移動することになり、それが良いアイスブレーク(打ち解ける)の時間になります。お店に着いたらあたかも元々知り合いかのように振る舞うことができます。お店の前の待ち合わせだと、その時間を作ることができないので、駅の方がベターです。
よくあるカフェチェーンよりも1ランク上のカフェ
お店は基本的にカフェがおすすめです。食事や飲みにしてしまうと、金額が大きくなってしまいます。なので、明るい時間のアポがおすすめです。やむを得ず夜になってしまう場合も、私の場合はカフェに行きます。お腹が空いていたとしても、メニューにパスタなどのカフェ飯はいくらでもありますし、通常のレストランや飲み屋に行くよりも安く済みます。カフェは基本的に雰囲気がオシャレなので、居酒屋チェーン店とかに行くよりも、女性からの減点を抑えることができます。
もちろん女性がプロフィールでお酒大好きアピールをしていて、ご自身もお酒が好きな場合は、飲みにしてもいいと思います。
私はお酒がそこまで好きではないので、そういった女性にも昼カフェに誘いますが普通に会えてます。
カフェといってもドトールやスタバなどのよく見るチェーン店はさすがに避けましょう。こういったよく見るチェーン店を選ぶという行為は、多くの女性が減点ポイントとして考えている可能性が高いです。女性同士の会話を想像するとわかります。
こないだアプリで会った男、スタバに連れて行かれたんだけど〜。どう思う?
なにそれ最悪じゃん。そんな男やめときなよ。
ただ、高級店が良いのかというとそうではありません。なぜか初アポでホテルのラウンジのカフェを選びたがる男性が多いのですが、気合が入り過ぎてダサいのでやめましょう。恋愛において相手に好かれるために不必要に頑張ることを「非モテコミット」と呼ばれます。初アポで高級店を選ぶのもそれに該当してしまって、女性から引かれてしまう可能性があります。
よく見るカフェチェーン店よりもワンランクだけ上で内装がおしゃれで隣の席と近過ぎない広々したカフェにしましょう。金額で言うと、コーヒー1杯500円以上はするようなお店ですね。
隣の席が近過ぎない方がいいというのは、不確定要素を避けるためです。ドトールやスタバを想像してみてください。隣のテーブルとかなり近くて、会話が丸聞こえなんですよね。会話がうるさい人もいて気になってしまったり、また、こちらの会話はアプリでの初アポが丸出しになるので恥ずかしくて集中もしづらいです。これだと、上述した「確認作業」に支障が出てしまいます。確認作業という意味では究極の理想は個室なのですが、さすがに現実的では無いので、隣の声が気にならない程度距離が取れているカフェにしましょう。
ちなみに、全てのカフェチェーン店がダメということではなく、例えば「kawara CAFE&DINING」や「WIRED CAFE」などはチェーン店ですが比較的スペースも広く、内装もおしゃれなので使えます。
お店は毎回同じで予約はしない
何度もアポを繰り返していると、アポでよく使う駅はいくつかに限られてきます。この方面の人の場合はここ、あっち方面の人との場合はあそこ、みたいに。
駅が決まってきたら、お店も毎回同じにしてしまいましょう。お店を探す時間というのも馬鹿になならないので、それもできるだけ抑えた方がいいためです。
僕もとある駅のとあるカフェでは、おそらく店員さんに「こいつ毎回違う女と来てるなー」と思われているに違いありません(笑)まぁ、それが相手女性に伝わることはないので、気にしません。
予約は当然しません。ドタキャンされた場合、予約をキャンセルする作業が発生しますが、それが非常に手間だし、メンタル的な負担が大きいです。
カフェの日中の時間帯は割と予約を受け付けていない店も多いので、予約しないことを女性から不自然と思われることもないです。
とはいえ、土日の午後にそのようなカフェに行くと、満席で並んでいる場合もよくあります。そんな時、その場でスマホで探すようなことにならないように、1つの駅につき2、3個候補のお店があるような状態にしておくといいです。
アポ取りの実例。基本は男性側から提示
ここからは相手女性とどのようにコミュニケーションをとって決めていくかです。
まず場所(駅)を決めますが、アポの打診をする前に、女性の住所をある程度聞いておきます。
もちろん、プロフィールに都道府県レベルの住所はわかりますが、それだと会う場所を決めるには不十分です。なので、私の場合、マッチングしてから、メッセージをある程度(大体5往復程度)やりとりしたタイミングで、話の流れで住まいを聞きます。
そうなんですね☺️
ちなみに、Aさんは〇〇県のどの辺りにお住まいですか?
僕は△△市です!
私は□□市です!
△△は私もよく行きますよ!
良いところにお住まいですね✨
今度お茶しませんか?
色々お話ししたいです☕️
ぜひ!
私もお話したいです😊
1、8の午後はご都合いかがでしょうか?
1の午後大丈夫です🙆♀️
では、1の14:00に××駅はいかがでしょうか?
承知しました!楽しみにしています✨
僕も楽しみにしています✨
14:00に××駅の西口改札を出たところでお会いしましょう!
承知しました🙆♀️
私の場合は大体こんな感じで日程を先に決め、その後駅を提示します。駅は相手の住所を考慮して常識の範囲内で決めているので、拒否されることはほとんどありません。
それでも時々、駅を提示したタイミングで以下のように別の駅が提示される場合があります。
では、1の14:00に××駅はいかがでしょうか?
その後の用事が●●なので、●●だと都合が良いのですが、いかがでしょうか?
こうなったら私は相手にお店選びを任せてしまいます。
●●だとあまりお店とか詳しくないのですが、行きたいとかお店ありますか?
すると、やっぱり私が提示した駅で良いと大体言ってくれます。
こうして待ち合わせ時間と場所を詳細に決め(上の例では改札)たら、基本的に店については言及しなくて大丈夫です。ただ、時々、女性がお店について聞いてくる場合があります。
ちなみに行くお店って決めてたりしますか?
いくつか知っているカフェがあるのでどれかにしようと思っています!
大体これだけで納得してくれますが、お店を教えて欲しいという人も時々います。
お店教えて頂いてもいいですか?
その場合は、いくつかお店のURL (食べログなどの)を送ってあげます。よく見るカフェチェーンとかでなければ基本的に納得してくれます。
以下の2つが良いかなと思っています!
- カフェAのURL
- カフェBのURL
これで大体納得してくれます。
最初からお店を伝えない理由は、別に伝えなくても大体会えるし無駄なことはしないということです。女性もやりとり自体が面倒でお店についてまで会話したくないという人が多いです。最低限待ち合わせ時間と場所さえ決まれば会うことは可能です。求められない情報をわざわざ出す必要は無いということです。
上記のやりとりを見て頂くと、女性からしてみるとほとんど思考する負担がないやり取りになっています。こちらが全て決めて、提示してOKをもらうという形です。日程以外は相手に選択肢を与えて選ばせるということさえせずに、こちらが決めています。
そうするとこちらに負担がかかるかといえば、このやり取りのフローは何度も行うテンプレートになるので、こちらの負担もほとんど増えません。前述したように、会う駅、行く店もも大体いくつかに絞って使いまわしています。
アポの日時の決め方と日程調整の仕方については詳しく以下でご説明しているのでご覧ください。

さいごに
いかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、女性は減点法で評価するという観点と負担を最小化するという観点のバランスをとって、場所とお店を決めると、良い結果につながりやすいので是非参考にしてみてください。