マッチングアプリで出会って告白しても、「まだ早い」「もっと知ってから」などと言われたりして、返答を保留されて返事待ちになるというケースがよくあります。これは脈ありでしょうか?脈なしでしょうか?アプリで500人以上会ってきた私がご説明します。
もくじ
結論!保留されても脈はあります
私の経験上、告白して返答を保留されたとしても、脈はあります。私も交際まで至ったケースの半分は保留を経てからでした。保留された場合は、50%以上の確率で交際に至っていた印象です。
そもそも、告白しているということは、2回以上は会っているのではないでしょうか?以下の記事でご説明しましたが、初回アポで切られなかったということは、かなり好評価ということです。

では、なぜ女性は保留をするのでしょうか?鍵は男性とは少し違った恋愛観です。
保留を理解するには高額商品の購入をイメージしよう
あなたがこれまでに購入した最も高額な商品ってなんですか?
楽器、自動車、不動産など、人ぞれぞれですよね。
購入する前に、時間をかけて迷いませんでしたか?
私は学生の頃、私にとって高額なエレキギターを購入する際、何度も楽器店に足を運んだ記憶があります。毎回店員さんに質問をして、覚えられてしまうほどでした。何ヶ月も貯めたお小遣いを使うので失敗できません。
大抵説明してくれた店員さんに、「どうしますか?」って聞かれるんですが、「もう少し検討しますね。」と言います。店員さんは「はい。ゆっくり考えてくださいね。」と優しく言ってくれます。そして、申し訳ない気持ちで店を出ます。
家で1人で考えたり人に相談したりまたお店に行ったり、というのを繰り返しながら、ある日「よし、もう買うしかない!」と覚悟を決めて、お店に行って「今日このギター買います。」とようやく伝えるのです。
これがまさに女性が保留する心理状態です。男性にもイメージしやすいように、あえてこのような比喩を使いました。
男性は恋愛で交際を開始する際に、得るものはあっても失うものをイメージする人は少ないのではないでしょうか。基本的に、パートナーができることは良いことしかないですよね。
しかし、女性は交際を開始する時、もちろん得ることも大きいですが、失うものもイメージします。何を失うかというと、自らの身体です。
女性の身体は出産ができるという非常に大きな価値があります。交際を開始するというのは、その身体を相手に捧げることを意味します。もちろん男性も生殖に貢献しますが、男性は精子をほぼ無限に生成でき、やろうと思えば毎日休むことなく生殖活動を行えます。しかし、女性は一度妊娠すると長期間、新たな生殖活動は行えないし、妊娠ができる年齢にも上限があります。なので、生殖に関して、男性はほぼ無限にリソースがありますが、女性には強い制限があります。なので、女性がそれを差し出すには慎重になるのは当然のことと言えます。
このように生物学的に本能に刷り込まれているとも言えますし、社会から後天的に学んだとも言えます。この社会では、倫理的に良い悪いは別にして、女性の身体は男性の身体よりも高い価値が付いています。性産業やメディアを見れば明らかです。女性は後天的に、このような社会から価値観を取り入れます。その身体を所与のものとして、それを捧げる相手を選ぶ際には慎重になるのです。
男性のみなさん、イメージしてください。生まれた瞬間から1億円持っているとして、適齢期になって誰か1人をパートナーとして選べます。しかし、その1億円をその相手に渡さなければならないというルールがあったとしたら、慎重になりますよね。
好きという気持ちにならないと付き合えない人々
女性は交際開始で失うものがあるから慎重になるということの他に、もう一つ理解しておくべきことがあります。
マッチングアプリをしている女性は大きく2種類に分かれます。
- 彼氏を作ることや結婚自体に価値を置いている
- 好きな人を探している
前者は、彼氏がいる状態や、結婚している状態を目指してアプリを始めている人です。いわゆる「恋に恋している」状態です。悪く言えば、相手は誰でもいいとも言えます。もちろん、本当に誰でもいいわけではなく、ある程度のボーダーラインがあります。しかし、それを超えている人であれば、「好き」という状態になっていなくても交際を開始します。なので、保留をされずに付き合える可能性が高く、保留されてたとしてもそこまで保留期間は長引きません。
後者は、彼氏がいる状態や、結婚している状態にはそこまで関心がありません。ただ、好きな人と出会いたいという気持ちでアプリをやっています。なので、ボーダーラインを超えていたとしても、好きという気持ちになっていないと、交際するという判断ができません。なので、保留にする可能性が高いです。
保留された時の対応
女性から返答を保留されたら、それ以上返答を催促するような言動はやめます。
「ゆっくり考えてね」
とだけ伝え、その日のその後は何もなかったかのように過ごしましょう。
上述した高額商品の購入の例でも、店員さんが優しく「ゆっくり考えてくださいね。」と言ってくれたからこそ、またお店に行こうと思えるんですよね。
これが「こんだけ説明してやったのに、時間の無駄だった」みたいな態度だったらもうそこで買おうとは思わないですよね。あるいは「いつまでに買うかどうか考えてくれますか?」とか追求するような姿勢でも同じです。
その後も普通にアポを重ねる
保留されても、それ以降のアポで、OKの返事をもらえる可能性が十分にあります。なので、告白した時のアポと同じように、それ以降のアポを組み、一緒に時間を過ごしましょう。
もちろん会っている時も、返事の催促はできるだけしません。アポの帰り際に一度軽く「考えてくれたかな?」と聞いてみる程度にしましょう。
そうすればOKをもらえることもあるし、「もう少し考えたい」と言われることもありますが、数回繰り返しているうちに答えが出ます。
ただ、このいつまで続くかわからない生煮えの状態でアポを繰り返すのがストレスという男性の気持ちもわかります。そんなストレスを減らす必要があります。
アポの費用は相手にも負担してもらう
まず、アポでかかった飲食代などの費用を全額奢るのはお勧めしません。女性にもある程度出してもらうようにしましょう。
仮に割り勘だったとしたら、男友達と遊ぶようなものですから、繰り返したところでなんの負担にもなりません。相手から搾取されているような気持ちになるストレスもありません。
相手にとっても、アポを増やすごとにかけている費用が増えていることになり、良い回答をする心理的プレッシャーになります。これは心理学で「一貫性の原理」と呼ばれますが、ある選択にかける費用が増えると最終的にそれを肯定する行動をとる心理効果が働きます。
そして、以下の記事でも説明しましたが、アプリで交際に至るには数をこなす必要があります。

そのためには1人あたり、そして、1回あたりの費用をなるべく少なくする必要があるので、なるべく相手にも費用を出してもらいましょう。
他の女性へのアプローチをやめない
繰り返すアポの費用の他に、保留期間中のストレスとしてもう一つ大きいのが、他の女性へアプローチしてはいけない、という制限です。
その女性への忠誠心からか他の女性にアプローチしない、という制限を自ら設けてしまう方がいます。
しかし、これはやめましょう。
この制限があると、保留期間が長くなればなるほど、その期間は全てその女性に捧げていることになります。もし他の女性にアプローチしていたら、別の素敵な女性に出会えていたかもしれないのに。
こういったストレスがなければ、保留期間がいくら長くても耐えられます。
もちろん相手女性に、「保留されている間は他の女性にもアプローチするからね。」と伝える必要はありません。それについては何も触れなくて大丈夫ですし、女性も聞いてこないはずです。
なので、ある女性に告白して保留されたら、これまでと変わらずに引き続き他の女性にもアプローチしましょう。
逆にいうと、保留してきた女性を特別に扱うわけではなく、他のアプローチしている女性と同じように接するということです。
これが余裕を生みます。
上述したギターを買う例だと、店員さんは私が買わなくても、いつか他のお客さんが買ってくれるだろうという余裕があるので、優しい対応ができるのです。
恋愛でも、もし断られても他にも女性はいるからそのうち誰かと交際できる、と思えば余裕を持った対応ができます。その余裕が女性にとっては、器の大きさとして魅力的に見えるのです。
飯モクとチヤホヤモクはスクリーニングしよう
保留されるのは脈があるとお伝えしましたが、例外があります。飯モクやチヤホヤモクです。彼女らは保留してアポの回数を増やすことで、なるべく多く食事を奢らせたり、褒めさせて承認欲求を満たそうとします。
彼女らに使う時間とお金は無駄なので、なるべく早くスクリーニングしましょう。
スクリーニングの方法は簡単です。
ある程度はアポにかかるお金を負担してもらうのと、無闇に褒めないことです。
これだけで相手はこちらの誘いを断ってくれます。
寂しいからといって、こういう女性にリソースを使わないようにしましょう。お金などのリソースを使って女性を繋ぎ止めるという行為は、キャバクラやガールズバーに行っているのと変わりません。それは恋愛ではなく搾取です。恋愛に発展することもありません。
試しに付き合ってみよう!の奥の手
保留されてなかなか返事をもらえない場合、交際にもっていける奥の手があります。
前述したように、保留している女性の気持ちはまだこちらを「好き」になっていません。
いくら負担を減らしたからと言っても、待つのもさすがに限度があります。
そんな時は、
「まだ俺のことを好きになっていないのかもしれないけど、試しに付き合ってみない?もしそれで嫌になったらその時点ですぐに別れればいいじゃん。」
という理屈を使います。
この理屈は強引ではありますが、女性は自分で判断したという責任を放棄できるので、YESと言いやすくなります。YESと言ってもらえたらこっちのものです。もう普通のカップルと変わらないデートができます。
ただ、この方法はデメリットもあります。交際を開始した後も女性から審査されている感覚を拭うのが難しくなります。何かあると「私はまだ好きとは言っていない」ということを持ち出されます。これがこちらにはストレスになることは覚悟しておきましょう。
保留した女性とは付き合えても長くは続かない傾向
私の場合だけかもしれませんが、保留を経て交際に至った女性とは数ヵ月で交際が終わってしまうケースが多かったです。
上で紹介した強引な理屈を使った場合はもちろん、使わない場合でもそうでした。
保留する女性は、自分が男性を審査するというスタンスの人が多くて、交際を開始してからも減点法で男性を評価し続け、結局はその男性を好きでなくなってしまいます。
評価基準が高いとも言えるし、ネガティブな性格だとも言えます。
合う人は合うのかもしれませんが、保留すること自体が特徴的な性格を示していると言えるでしょう。
逆にいうと、保留しない女性は、ポジティブに男性の良い面を見ようとしてくれる人が多い印象です。私個人もそういう女性とは長く続きました。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
マッチングアプで告白して保留されても脈がある!というお話をさせて頂きました。
ぜひ気長に返事を待ってあげてくださいね。